伊東市で自然素材使用の新築一戸建て住宅「伊豆エコ」
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IZUECO COLUMN

家を建てる方は必見!冷暖房による身体への影響と対策方法

住宅は見た目や内装がどれだけおしゃれでも、夏暑くて冬寒い家にはさまざまな健康リスクがあります。そのため、注文住宅を建てるときは、必要最低限の冷暖房で快適に過ごせる家を選ぶことをおすすめします。

とはいえ、室内を快適な気温にキープするために使う冷暖房も、体に良いわけではありません。
場合によっては、冷房の使いすぎが原因で体調を崩してしまったり、暖房を効かせた部屋から急に寒い廊下に出たことでヒートショックを起こしたりするリスクがあるからです。

ただ、冷暖房を使わずに過ごすためには、冷暖房がなくてもある程度快適に過ごせる程度の断熱性が必要なので、新居の性能にはこだわった方が良いでしょう。

今回は、夏場の冷房が体に与える影響や、冬場に気をつけたいヒートショック、体に優しくエコな冷暖房が欲しい方におすすめの「パッシブエアコン」について説明します。

冷房が体に与える影響とは?

・冷房のかけすぎは冷房病につながる

気温の高い夏場に冷房を効かせた部屋でずっと過ごしていると、体温の調整機能のバランスが乱れ、冷房病という体調不良に陥ってしまう場合があります。

冷房病の代表的な症状は、肩こり・頭痛・倦怠感・食欲不振・冷えなどをはじめとする体の不調です。

冷房病になると、自律神経のバランスが戻るまで体調は元に戻りません。
ただでさえ暑い夏に冷房病になると、風邪や夏バテといった別の体調不良にもつながりかねないので、夏場は冷房病対策に気を配る必要があります。

・冷房病の仕組みと原因

人間の体温調節機能を管理しているのは、自律神経です。

暑くなって体温が上がると、自律神経は皮膚の表面から熱を逃がすため、毛細血管を広げるように指示を出します。

また、発汗のコントロールも自律神経の担当分野です。
暑くなると汗をかくのは、水分が蒸発するときに周囲の熱を奪っていく性質を持っているから。
汗の蒸発による気化熱と、血管の拡張による放熱によって、人間は体温が高くなりすぎないように調整しています。

逆に、気温や室温が下がったら、自律神経が汗を止めて血管を収縮し、体から熱が逃げないようにして対応を維持するわけです。

ただ、自律神経の働きは、基本的に外部の刺激に反応して自動的に起きるものなので、自分の意思でコントロールすることができません。

さらに、自律神経は5℃を越える急激な温度変化についていけないという性質を持っています。
夏場に冷房を強くかけた部屋で長時間過ごしたり、涼しい部屋と暑い外を何度も出入りしたりすると、自律神経はその都度「血管を広げて体温を下げよう」「血管を収縮して対応を維持しよう」という真逆の命令を繰り返すことになり、うまく切り替えができなくなってしまうのです。

自律神経のバランスが乱れると、夏場外に出たのに汗が出なくなったり、涼しい室内にいるのに汗が止まらなくなったりと、スムーズな体温調節ができなくなってしまいます。

・冷房病にならないためのポイント

夏場の冷房病を避けるコツは、エアコンを使いすぎないこと。

また、エアコンを使っていても、冷房の温度を25~28℃程度にしておけば、こまめに部屋を出入りしても温度差が少ないので自律神経の混乱を避けられます。

猛暑日を除いて、基本的に外気温と室温の差を3℃程度に抑えておくのがおすすめです。

気温が20℃でも、冬から春にかけての季節は暖かく感じ、真夏だと寒く感じるように、人間は季節や気温の変化に適応する力を持っています。
普段から夏バテにならない程度に外気温へ体を慣らしておけば、冷房病だけでなく夏バテの対策もできるでしょう。
適度にエアコンを止め、窓を開け放って換気をするなど、意識してエアコンを長時間使わないようにすることも重要です。

また、エアコンの風を直接体に当てると体が冷えすぎてしまいます。
送風口の向きをコントロールして、直接、風を浴びないようにすることも大切です。
熱い空気は上昇し、冷たい空気は低い場所に停滞するため、エアコンを使うときは扇風機やサーキュレーターを床に起き、空気を循環させて部屋中を快適な温度に保ちましょう。

冬場のヒートショックにご注意

冬場に急激な温度差のある場所を行き来すると、ヒートショックという症状を起こしてしまう場合があります。

基本的に、暖かい場所から寒い場所へ移動したときの温度差が、ヒートショックの原因になります。

どうして温度差が体に負担をかけるのかというと、急激な温度差は体の混乱を引き起こし、血圧を乱高下させてしまうから。
ヒートショックは、心筋梗塞や脳梗塞などの引き金にもなる恐ろしい症状なのです。世界的にみても、日本はヒートショックによる死亡者数が非常に多い国です。

とくに危険なのが、服を着て防寒することができない入浴中のヒートショック。
ヒートショックによる死亡数は調査結果がありませんが、厚生労働省が公表している「人口動態調査」によると、2015年に風呂場で溺死した人の数は「5,160人」でしたが、2017年には「5,941人」まで増えています。(※1)

原因として考えられるのは、日本の入浴文化でしょう。
シャワーだけですませる場合、ヒートショックを起こしても溺死をすることはありませんが、湯船に入って体を休める習慣のある日本では、極寒の脱衣所や浴室に飛び込んだときにヒートショックを起こし、熱い湯船に飛び込んでから意識を失って湯船に沈んでしまうという事故が後を絶たないのです。

とくに、加齢によって血管がもろく破れやすくなっている高齢者は、ヒートショックの被害が大きくなりがち。
日本は比較的温暖で、住宅の冬の寒さ対策が不足しがちなので、自分の老後を守るためにも家を建てる場合は冷暖房環境を整えましょう。

(※1)厚生労働省:人口動態調査 家庭における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数及び百分率
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&query=%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B&layout=dataset&toukei=00450011&stat_infid=000031749405

年中快適に過ごすことができる24時間全館空調

冷暖房の悪影響を防ぐために大切なのは、廊下などの空間も含めて、家全体をいつも快適な室温に保っておくことです。

とはいえ、家中にエアコンを設置して冷暖房を作動させておくわけにはいきません。
エアコンの設置にもお金がかかりますし、毎月の電気代が跳ね上がってしまいます。

そこでおすすめしたいのが「パッシブエアコン」という設備です。
夏は天井の吹出口から冷気を排出し、冬は床の吹出口から暖気を送り込み、四季を通して快適な室内環境を維持することができます。

パッシブエアコンは効率的な省エネ運転で屋内全体をゆっくり温度調整してくれる、お財布に優しいエアコンです。

また、エアコン本体は屋根裏に収納でき、室外機も一つだけで良いため、エアコンが邪魔になることもありません。

まとめ

夏の冷房病も、冬のヒートショックも、場合によっては死につながることもある非常に危険な症状です。

どれだけ便利な設備でも、使い方を間違えるとかえって不健康になってしまいます。
ただ、断熱性が低く夏は熱くて冬寒い住宅で暮らしていれば、エアコンなしでは生活できないと感じて冷暖房を使いすぎてしまうのも、当然のこと。

冷暖房による身体への影響を抑えるためには、高断熱高気密で効率良くエアコンを利用でき、換気システムも充実している住まいを手に入れるのが一番です。

その点、パッシブエアコンなら、一つの冷暖房機器だけで家中の温度を快適な状態にキープすることができます。
夏場の冷房病や冬場のヒートショックを防ぎ、冷暖房の費用を節約して一年中快適に過ごせる冷暖房環境に興味がある方は、ぜひ一度、伊豆エコへご相談ください。

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