月別: 2019年5月

ZEHを安く建てたい方必見!実質0円で太陽光発電が手に入る建て得とは

太陽光発電と高断熱・高気密住宅の組み合わせにより、月々の光熱費を節約できるZEH(ゼッチ)は、暮らしやすく快適な一戸建てをお求めの方におすすめの仕様です。

ただ、ZEHは太陽光発電設備の設置が必須なので、建設費用が高くなる傾向があります。

そこで今回は、ZEHに必須の太陽光発電設備を実質0円で設置できる、LIXILの「建て得」サービスについてご紹介します。

ZEHを安く建てられる「建て得」とは?

建て得とは、「太陽光発電設備を実質0円で設置できる住宅購入サポートサービス」です。

通常、ZEHの家を建てるためには、数百万円かかる太陽光発電設備の設置が必要になります。

しかし、マイホームの予算は有限です。
太陽光発電の設置にかかる初期費用を考えて、ZEHをあきらめる人も少なくありません。

そこで、太陽光発電によって作った電力をサービスの提供企業である「LIXIL TEPCOスマートパートナーズ」へ譲る代わりに、太陽光発電設備の設置にかかったローンを「LIXIL TEPCOスマートパートナーズ」に負担してもらえる「建て得」というサービスが作られました。

そもそもZEHとは?ZEHにするとどんなメリットがある?

ZEHとは、「ネット・ゼロエネルギーハウス(Net Zero Energy House)」の略です。

優れた断熱材や消費エネルギーの少ない設備を採用することで「省エネ」を促し、さらに太陽光発電システムによる「創エネ」により、生活におけるエネルギー消費量を実質ゼロにするというのが目的の家です。

政府は、2020年までに新築の50%以上を、また2030年までには100%をZEHにするという目標を掲げており、これからの家のスタンダードになるとされています。

ZEHのメリットは、光熱費がグンと抑えられること。
省エネによって光熱費が抑えられ、さらに太陽光発電システムで発電した電力を売電することで、光熱費をゼロまたはマイナスにできるというのが、ZEHの大きなメリットでしょう。

また、ZEHは優れた高気密・高断熱の住まいですから、健康的な暮らしにも貢献します。
たとえば、高機能な換気システムによりきれいな空気を保てるため、アレルギーなどの病を持っている方の改善が期待できます。
また、どの部屋にいても温度差が少ないため、ヒートショックの予防にも貢献するでしょう。

ZEHの家を建てる際は、国から補助金が支給されることもメリットの一つ。
2019年度の場合、70~125万円の補助金が受け取れますので、建築費を抑えられる点も魅力です。

なお、この補助金制度は公募制で応募期間が決まっています。
また、今後ZEHが普及していくと補助金制度がなくなるかもしれません。検討されている方は、国の発表をこまめにチェックしながら早めに建てることをおすすめします。

建て得の利用条件は?

利用条件は、太陽光発電を含め、一定数以上LIXIL製設備を使うこと。
建て得のプランは、

・電気とガスを併用する住宅用の「建て得バリュー」
・オール電化にしたい人向けの「建て得バリューE」
・お得な電気料金プランである「建て得電気」

の3種類があります。

「建て得電気」は太陽光発電設備の負担軽減がなく、単なるZEH向けのお得な電気料金プランなので、太陽光発電をお得に設置したい場合は「建て得バリュー」か「建て得バリューE」を選びましょう。

建て得バリュー・建て得バリューEを導入するとどうなるのか

条件にもよりますが、建て得バリューを導入すると、ZEHをお得に建てることができます。
どれくらいお得なのか、実際に計算してみましょう。条件は以下の通りです。

・ZEH仕様の一戸建て建設費用:2,300万円
・太陽光発電設備の設置費用:200万円
・35年返済・固定金利1%の住宅ローンを利用

建て得バリューなしでZEHを建てた場合、月々のローン返済額は約7万1,000円。

建て得バリューを利用すると、太陽光発電の設置にかかる200万円分が実質0円になりますから、月々のローン返済額をおよそ65,000円まで節約できて、お得です。

実質0円で太陽光発電システムを設置できる理由は?

ところで、200万円もする太陽光発電システムが、なぜ「実質0円」で設置できるのでしょうか。その仕組みを説明しましょう。

太陽光発電システムで発電した電気は、電力会社などに売電します。
その売電額が、生活で消費した電気代よりも多ければ、電力会社から「収入を得る」ことができるわけです。この収入を「余剰売電収入」といいます。

建て得では、この余剰売電収入を「LIXIL TEPCO スマートパートナーズ」に10年間譲渡し続ける代わりに、太陽光発電システムのローン支払が抑えられるというもの。
売電で得た収入でローンを支払えるため、事実上0円で太陽光発電システムを設置できるというわけです。

もちろん、ローンを支払い終えた11年目以降の売電収入は、自分のものになります。

「建て得」の利用者はZEHの補助金も受けられる

断熱性能などZEHとしての要件を満たしており、認定を受けたZEHビルダーに依頼してZEHを建てた場合、一戸当たり70万円の補助金をもらえます。

建て得バリューはZEHを建てるためのサービスなので、建て得利用者だからZEHの補助金を利用できない、といった心配はありません。

ただし、ZEHの補助金は公募制です。
応募できる時期が決まっているので、注意しましょう。

2019年の補助金申請期限は、

・一次:6月3日(月)から6月7日(金)まで
・二次:7月1日(月)から7月5日(金)まで
・三次:8月5日(月)から8月9日(金)まで

となっています。

LIXIL商品を採用するごとに電気料金がお得になる

建て得の強みは、「LIXIL商品をたくさん使うと、より電気料金の安いプランを選べる」点です。

建て得利用者は、120kWhまで東京電力の「従量電灯B・C」と同額で電気を使用できます。
従量電灯B・Cの場合120kWh以上300kWhまでの電気料金が26円/kWhなのに対し、建て得で一番電気料金の安いプランなら120kWhから300kWHまで23.66円/kWhなので、1kWhあたり2.34円も安いのです。

住宅の設備にLIXIL商品を採用すればするほど安いプランを利用できるので、建て得を利用するならサッシやキッチン、浴室にトイレなどをLIXILブランドで揃えましょう。

建て得を利用する上での注意点・デメリットは?

上で述べた通り、建て得を利用するには太陽光発電システムのほかにも、指定のLIXIL商品を使うことが条件です。
その指定商品に、お客様のこだわりがなければ問題ありませんが、LIXIL以外の商品を導入したい場合には、利用できない場合があるというのがデメリットの一つとなります。

また、利用の申し込みは「登録ビルダー」といわれる指定工務店で契約する必要があります。施工業者が登録ビルダーでなければ、建て得の申し込みができません。

登録ビルダーは全国各地にありますが、指定工務店ではない施工業者に依頼される方には、このサービスが使えません。
なお、伊豆エコは登録ビルダーですので、建て得の利用は可能です。

また、売電に関する制度がいつまで続くかという点も懸念点でしょう。売電に関する国の方針にも注目していきたいところです。

まとめ

ZEHは、太陽光発電システム以外にも省エネに貢献する建材や設備などを導入することも求められます。国からの補助金が出るとはいえ、その補助金だけで太陽光発電システムを購入するのも難しいでしょう。

こうしたなかで、太陽光発電の設置費用を実質0円にできる「建て得」は、リーズナブルな価格でZEHの家が建てられるチャンスといえるでしょう。
LIXIL商品を採用するという利用条件がありますが、イニシャルコストを抑えられること、また売電による電気代などのランニングコストを抑えられるといったメリットは、大きな魅力です。

もちろん、伊豆エコもZEHビルダーとして登録していますので、費用を抑えてお得にZEHの住宅を建てたい方は、ぜひ伊豆エコへご相談ください。

薪ストーブのある暮らし!薪ストーブの魅力と導入時のポイントとは?

憧れのマイホームを建てる際、おすすめしたい設備の一つが薪ストーブです。
商品によっては一般的なホームセンターなどで手に入れることもできますが、設置方法に不備があると危険なので注意が必要な設備でもあります。

今回は、薪ストーブの魅力と設置時の失敗を防ぐために知っておきたいポイントを解説します。

薪ストーブの魅力とは?

・本物の火ならではの温かみ

自宅に薪ストーブを置く一番の魅力は、本物の炎を身近に感じられることです。
薪ストーブの火は遠赤外線や輻射熱を含むため、体を優しく温めてくれます。

・五感の刺激からくる視覚的な癒し

薪ストーブは、薪や木質バイオマス(木材由来の再生資源)などを燃やして暖を取る設備です。

ただ温かいだけでなく、揺らめく炎や燃料である薪がはぜる音、木が燃える際に出る独特の香りなどで、五感を楽しませてくれます。
室内の照明を落として薪ストーブの火を見つめれば、炎の癒し効果で深くリラックスできるでしょう。

・薪ストーブによっては料理やお湯の用意も可能

天板部分にやかんや鍋を置けるタイプの薪ストーブを設置すれば、薪ストーブのある部屋で料理をしたりお湯を沸かしたりすることも可能です。

なかには、オーブンを搭載していて本格的な料理を楽しめる商品もあります。
パーティーや親族との集まりで料理を披露すれば、盛り上がること間違いなしでしょう。

薪ストーブの特徴

薪ストーブの特徴は、実際に薪や木質バイオマスを燃やすこと。
部屋や薪ストーブの大きさ、使う燃焼にもよりますが、基本的にはストーブを中心に部屋全体をゆっくりと温めてくれます。
薪ストーブの近くが一番温かいため、自然と家族の距離が近づくでしょう。

また、煙突がついており、炎の上昇気流で自然と空気の流れができるので、薪ストーブを使っていれば換気の必要がないのも特徴です。
燃焼を燃やすと二酸化炭素が発生してしまいますが、燃やすのは過去二酸化炭素を吸収して酸素を出していた木材なので、長期的に見れば二酸化炭素の排出量もプラスマイナスゼロ。

石油や石炭などの化石燃料を使った暖房設備は、使えば使うほど二酸化炭素量を増やすので、エコではありません。
薪ストーブは、石油燃料を使う暖房器具よりも地球環境に優しくなっています。

薪ストーブは大きく「輻射式」と「対流式」の2種類

一口に薪ストーブといっても、いろいろなタイプがあります。
大別すると「輻射式」の薪ストーブと「対流式」の薪ストーブがあり、それぞれの特徴を踏まえたうえで設置しましょう。

・輻射式の薪ストーブの特徴

輻射式の薪ストーブは、「柔らかな陽だまりのような暖かさ」が特徴です。
この暖かさのもととなっているのが、遠赤外線(輻射)です。

輻射式の薪ストーブは、炎がストーブ本体を暖めるとともに、遠赤外線を発します。
その遠赤外線がまわりの空気や壁、人などの対象物に届くと、その対象物をやさしく包み込むように温めるというしくみです。

ソファやチェアに座って、ストーブの炎を見つめながら寛ぎたいという方には、輻射式の薪ストーブがマッチしているでしょう。

ただし、設置する場所に注意が必要です。
遠赤外線による暖かさ(熱)は、壁や棚などの向こう側まで届きません。
こうした障害物のない部屋なら室内中が暖まりやすいですが、輻射式の薪ストーブを設置したのに部屋が暖かくならないという場合は、ストーブの周りに何らかの障害物があることが原因かもしれないのです。

輻射式の薪ストーブを設置する際は、まわりに障害物のない部屋の中央などになるよう、間取りを考えましょう。

・対流式の薪ストーブの特徴

間取りなどの関係で、薪ストーブのまわりに壁や棚などを設置する必要があるという場合は、対流式の薪ストーブがおすすめ。
対流式とは文字通り、室内の熱を対流させることで部屋中を暖める薪ストーブです。

暖める仕組みは、まずストーブ本体下の冷たい空気を背面で暖めます。
そして、炎で暖められた空気は、ストーブの前面から放出され部屋全体を暖めます。温風ファンヒーターの仕組みとも似ています。

このため、薪ストーブの近くに障害物があっても温もりを感じられますし、場所を選ばず設置できるのもメリット。
部屋の中央に置いてもコーナーに置いても、またスペースが取りにくい場合でも、同じようにやさしい温もりを与えてくれます。輻射式と比べて早く暖まるのもメリットの一つです。

対流式の薪ストーブには、側面に対流層が設けられています。
これがあるため、ストーブに近い壁でも熱が伝わりにくく、火事になる心配も抑えられます。

・薪ストーブの薪はどうやって用意するのか?

熱源となる薪はホームセンターや、数は少ないですが薪業者(燃料業者)などでも入手できます。ただ、それだと少し味気なく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

せっかく薪ストーブを設置するのですから、丸太を購入して薪をつくるところから始めましょう。

丸太は製材所や造園業者、森林組合や林業関係者、別荘の管理会社(不動産会社)などから購入できます。もちろん、知り合いに丸太を所有されている方がいれば、譲ってもらうと良いでしょう。

入手した丸太は、薪割りをしてしっかり乾燥させます。
十分に乾燥していない薪だと、燃えにくいため部屋が暖まりにくいだけでなく、ススなどが多く発生し煙突火災の原因にもつながります。水分含有率は20%以下になるまで乾燥させ、雨に降られない場所で保管しましょう。

薪ストーブを設置するなら煙突の扱いに要注意

・薪ストーブを適切に使うためには煙突の設置と整備が必要不可欠

薪ストーブを安全に使うためには、灰などを逃がす煙突を適切に設置する必要があります。

薪ストーブ自体はホームセンター等でも販売されており、小さなサイズのものなら自分で壁に穴を開けて設置することも可能です。

ただし、煙突の高さが足りないと、煙や灰が室内に逆流してしまいます。
設置した煙突の位置が悪い場合、煙突内や煙突の外がスス等で汚れ、燃焼効率が落ちてしまうことも。

煙突として使っているパイプの固定が甘く、薪ストーブを利用している最中に外れたら、家族が大怪我をするリスクもあるので、煙突は確実に固定しましょう。

・煙突の向きや角度によっては近隣住民に迷惑をかけてしまう

煙突の向きや角度によっては、煙突から出てくる煙やすすが隣家に流れ込んだり、洗濯物を汚してしまったりする可能性もあります。

薪ストーブの性能を発揮するためには、煙突の役割や構造への理解が必要です。
自分で設置して万が一のトラブルが起きると大変なので、薪ストーブの設置は実績のある会社に頼みましょう。

新築や改築なしで薪ストーブは設置できるのか?

薪ストーブは、近隣住民の理解など条件さえ整えば、どんな建物にも設置が可能です。

実績のある施工業者と綿密に計画を立て、必要な部材を用意しておくことで、施工は短期間(1~2日)で完了します。

なお、薪ストーブの重量は100~150kgくらいあります。
設置する場所の床が抜けるようなことがないよう補強工事が必要であったり、壁の耐熱加工、屋根の補強工事などが必要になったりすることもあります。

心配な場合は、施工業者に相談しましょう。

まとめ

薪ストーブは、温かいうえに癒し効果もあるおすすめの設備です。
ただし、煙突や薪ストーブに詳しい人が設置しないと、安全面で問題が起きてしまいます。

薪ストーブを置く場所や煙突の経路、薪ストーブ周辺の場所確保など、設計段階から工夫が必要になってきます。

伊豆エコではベルギー、スウェーデン、オーストラリアなどさまざまな国で作られている高い性能かつインテリア性も兼ね備えた薪ストーブを多数取り扱っています。

薪ストーブの設置を失敗したくない人は、ぜひ伊豆エコへご相談ください。

暖房だけでなく冷房にも対応した最新式のOMソーラー「OMX」の魅力

伊豆エコでは、省エネかつエコな空調システムであるOMソーラーの設置をおすすめしています。また、OMソーラー株式会社が販売しているOMソーラーの弱点を克服し、より冷房能力を高めた冷暖房システム「OMX」もご提供しています。

今回は、OMXの魅力やOMソーラーとの違い、OMXのメリットなどを詳しくお伝えします。

OMXとは?

OMXは、太陽熱利用・熱交換・ヒートポンプ・給湯器を組み合わせた全館型の空調設備です。

四季のある日本で1年中快適に過ごすためには、冷房と暖房の両方を使用する必要があります。特に、夏場は日中の気温が40度を越える日もあるため、外の暑さをやわらげることのできる強力な冷房は必須といって良いでしょう。

従来のOMソーラーには、太陽熱による暖房機能しか備えておらず、空冷力はありません。
そこで、OMソーラーを提供している企業が冷房機能を備えたシステムとして開発したのが、OMXです。

OMソーラーで培った太陽光の利用技術に加えて、省エネ効率の高いヒートポンプを利用することで、24時間体制の空調管理を実現しています。

OMXの運転モード

OMXは、時間や天候、季節によって運転モードを変えることで、1年を通して快適な室内環境を保ちます。
OMXの運転モードは、次の4つがあります。

・太陽熱を使った暖房

冬の晴れた日は、太陽熱を使って室内を暖めます。
屋根の熱を小屋裏に設置した室内ユニットで室内に循環させることで、家全体を暖めます。なお給湯については、このモードではヒートポンプ(OMX室外ユニット)を使います。

・ヒートポンプを利用した暖房

夜間や雨の日は、ヒートポンプ(OMX室外ユニット)で部屋を暖めます。
室外に設置したOMX室外ユニットは冷暖房や給湯の役割を果たす便利な設備です。

・ヒートポンプ冷房と廃熱利用給湯

夏場は、ヒートポンプで部屋を涼しく保ち、室内の暖かい空気を熱交換して屋根から排出します。
また、室外機(OMX室外ユニット)で生じる熱を使って湯を沸かす給湯機能は、環境にもやさしい優れものです。

・熱交換換気のみ

春や秋など室内が快適な温度で保たれているときや、夜から朝にかけて気温が下がっていくときは、熱交換換気のみを作動。室温を常に一定の温度で保ち続けます。

OMXはOMソーラーと何が違うのか?

・OMソーラーとの違い:全館冷房を利用できる

従来のOMソーラーは、太陽光で温めた空気を循環させることでじわじわと家を温め続ける装置です。外気で暑くなった室温を外に排出することはできますが、直接的な冷房能力はありません。

これに対しOMXには、冷風と温風を生み出せるエアコンがついているので、季節や天候に関係なく冷暖房を利用可能です。ヒートポンプを使って冷やした空気をダクト経由で家中に届けられるため、全館冷房にも対応しています。
夏の暑さが苦手な方は、冷房能力の高いOMXを選んだ方が良いでしょう。

・OMソーラーとの違い:天候に関係なく冷暖房を利用可能

OMソーラーの弱点は、基本的に晴天が続かないと暖房機能を活用できないことです。
夜間や曇りの日、雨や雪などが降っていると、冬場室温を十分に上げられない可能性があります。

その点、OMXは空気を冷やしたり温めたりする装置であるヒートポンプがついているので、夜でも曇っていても冷暖房を利用可能。
また、冷房の排熱を利用してお湯を温める給湯機能も搭載しています。

OMXのメリット

・OMXなら1年中快適な室温をキープできる

OMXを導入すると、夏場は27℃を上限、冬場は18℃を下限にして、自動的に室温を保ってくれるので、1年中過ごしやすくなります。

1日を通しても、18℃から27℃の間で室温を保てるように設定が可能です。
通常は、外気温にあわせて朝晩は涼しく昼間は暖かくなりますが、室温の幅や時間帯の設定変更もできるので、ライフスタイルにあわせて快適な室内環境をつくることができます。

OMXは一般的なエアコンと同じくヒートポンプ方式を採用していますが、エアコンのように固定された送風口はありません。OMXは、まず床や壁を冷やし、それから室内の空気を冷やしていく仕組みになっています。

このため、場所によって冷たい風を浴び続けたり、足元だけが冷えるといった温度のムラが生じたりすることもなく、部屋全体をやさしく冷やしてくれます。

・OMXを活用して冷房病(クーラー病)を防ぐ

エアコンの効いた部屋で長時間過ごすと、冷房病(クーラー病)の心配があります。
エアコンの冷風で風邪をひくといった経験をされた方も多いかと思いますが、それ以外にもエアコンが原因で体調不良になることもあります。

夏になると、体内の熱を放出させるために毛細血管が広がり、汗をかきやすくなりますが、そんな状態で冷房の効いた室内に長時間いると、体が熱を放出し過ぎて体調を崩しやすくなります。

また、外との気温差によって自律神経のバランスを崩し、冷え性や肩こり、頭痛、だるさなどの症状を引き起こしやすくなります。

OMXなら、こうした問題も起きません。エアコンの冷風で風邪などの体調を壊すリスクも抑えられますし、エアコンが苦手な方でも快適に過ごすことができるでしょう。

・OMXは温度を控えめに設定しても快適

OMXは、体感温度でも違いを感じられるシステムです。

一般的に体で感じる温度は、室温だけでなく風の強さや、床・壁の表面温度によっても変わってきます。
OMXの冷暖房システムは無風で、床や壁から温めたり冷やしたりするので、エアコンよりも温度を控えめに設定しても快適に過ごせます。

また全館冷房・全館暖房で、部屋と部屋の温度差から心臓発作などを起こしてしまう「ヒートショック減少」を心配しなくて良いのもメリットです。
さらに、換気機能もついており、室温を維持しながら室内の汚れた空気だけを外に排出できます。

・省エネ性能が高く維持費が安い

OMXの省エネ率は、平均55%。年間の消費電力を半分程度に抑えられるので、月々の電気代も安いです。

排熱を利用して常時370Lのお湯を沸かせるため、毎日入浴してもお金があまりかかりません。
一戸建ての維持費を抑えつつ、快適な住環境を実現したい場合は、OMXを検討しましょう。

・室外機が1台で良いのでデザインの邪魔にならない

OMXは、壁掛けのエアコンを設置する必要がなく、1台の装置で家中の冷暖房を管理できます。
室外機(OMX室外ユニット)も1台で十分。給湯についても、OMX室外ユニットが管理します。一般的なエアコンと違って、空調設備がデザインの邪魔になりません。

・環境にもやさしい

エアコンを使うより、OMXは消費電力を減らせることから、環境にもやさしいといえます。

環境省は、CO2などの温室効果ガスの排出量を2050年には80%削減、今世紀末にはほぼゼロにすることを掲げています。

エアコンの省エネ性能は、以前に比べればかなり上がってはいるものの、消費電力でみると家庭内で上位にある設備です。

OMXは、自然熱を上手に活用し、快適な室内環境をつくる省エネ設備。
エアコンと比べて平均で55%の省エネを達成できることからも、CO2などの温室効果ガスの排出量削減にも大きく貢献しますので、環境にもやさしい設備でもあるのです。

まとめ

低コストで1年中快適に過ごせるOMXは、OMソーラーの上位版。
OMソーラーの弱点だけでなく、エアコンの弱点をも克服したシステムで、お財布にも体にも、そして環境にもやさしい設備です。
OMXが今後ますます普及すれば、地球温暖化対策にも貢献してくれることでしょう。

夏の暑さが苦手な人、天候や気温に関係なく過ごしやすい家をお求めなら、ぜひ一度、伊豆エコへご相談ください。